本に書き込みをしてはいけない訳。古本買取の思わぬ落とし穴!

最終更新日 2020年12月17日

売りたい本があるのに、書き込みをしてしまっている…。
子どもが落書きしてしまった本や書き込みをした教材など、もういらないから売りたい。でも書いちゃってるし、それって売れるの…?
と、気になりますよね。

というわけで今回は、書き込みされた本について説明していきます。

書き込みしている本って売れるの…!?

基本的に書き込みはNG!

基本的に古本買取のお店では、書き込み(氏名記入も含む)がされた本は買取対象外となっています。

鉛筆で書かれた落書きや書き込みは消しゴムで消しておくと、通常通り買取店に持ち込むことができます。

しかし、色鉛筆や消せないペンで落書きや書き込みをしてしまった場合は、本を持ち込んでも買取対象外になることがほとんどです。
色鉛筆で落書き・書き込みをしている場合は、なかなか消しゴムでは消すことができないため、あらかじめ消える色鉛筆を使用するか、または小さいお子さんの場合には落書き帳を用意するなど本を売る予定がある場合はしっかり対策をしましょう。

また、漫画も同様でいくら本の状態が良くても、やはり落書きや書き込みがあると買取対象外となります。
全巻セットでまとめて持って行ったとしても、そのうちの1巻2巻だけでも書き込みがあるだけで全巻セットでの買い取りはNGとなります。
せっかく全巻揃っている場合は、単行本で売るよりもかなり高く売れるので、書き込みをしているととても勿体ないことになります。
いずれ売ろうと考えている漫画や本は、できるだけ汚さないように丁寧に扱いましょう。

ただし専門書・教科書は例外!?

一方で元々定価の高い専門書大学の教科書などは、例外的な対応になることがあります。
専門書や教科書は、所有者が勉強する際に、必然的に本にマーカーや書き込みをしますよね。

お店側も大学の教科書や専門書に限っては、あらかじめそういった特性を利用しており、買取店に持ち込んでも普通に査定してもらえる可能性が高いです。

勉強に役立つ豆知識や優等生のメモ書きはむしろ重宝され、普通に値段がつくこともあります。

ただ無意味ないたずら書きが多かったり、個人情報が書き込まれていると、残念ながら買取対象外となってしまいます。

油性マジックの消し方!

教科書には必然的に氏名を記入しないといけない場合があるので、「せっかく状態はいいのに売れないかぁ」と、残念に思う方もいらっしゃると思いますが、手段によってはそれらの氏名記入を消せることがあります。

教科書によくみられる表面がツルツルとした光沢紙だとアルコール除菌スプレーをふり拭き取ると油性マジックでも消える場合があります。

他にも以下のような方法があります。

・油性マジックの上から水性マーカーでなぞって拭きとる
・油性マジックの上から再度油性マジックでなぞり乾く前に消しゴムで消す
・オレンジなどの柑橘類の皮をこすりつける
・除光液(マニキュア落とし)を文字の部分にかけて拭き取る

消し方は意外とたくさんあるので、ぜひ試してみてください。

まとめ

書き込みは、どこの買取店のホームページをみても原則NGとなっていますが、多少工夫すると落書き・書き込みは消すことができるので初めから売ることを諦めないでくださいね!

どうしても書き込みせざるを得ない本は仕方ないですが、それ以外の無意味な落書き・書き込みなどは日頃から気を付けて避けていると、「いざ売ろう!」と思った際に、予想より高く売れたりと思わぬ幸運が訪れるかもしれません。